専門的な鍋を買う日が来ようとは、夢にも思いませんでした。

金物の聖地、新潟国産品!

土鍋を求めて彷徨ったあの日、イトーヨーカドーのキッチン用品のところで、ふと見ると家人がこの鍋を握ってこちらへ向かっているではありませんか。

それ、買うの?

うん、買う。

丼するの?
自分で料理するの?

これは男のロマンなんやで。

…男のロマン。
まったく理解不能!(爆)

どうも、専門的な道具に心惹かれるところがあるようなのですが、そのセンサーにこの鍋は掛かってしまったらしいのです。

夕べ、こちらの鍋を使いました。
私は親子丼が食べたかったのですが、家人は頑として

ツナ丼!

と譲ることはなく、大量のツナと玉ねぎを卵でとじておりました。
ツナ缶の油切りをすることなく、開封した缶からギチギチの油一滴まで鍋に入れてるのを見てがく然としましたが、聞くと本人はその油が好きなよう。

家人は、この鍋を揺すって満足げでしたが、果たして一年のうち、何度この鍋が使用されるのか甚だ疑問ではございます(笑)。

石田琴路