雨が降ったかと思えば、カーッと晴れて日差しが強くなったり。
この時期は天候も変わりやすく、洗濯指数もあてにならん!プンスカ

…というわけで(笑)。

たまには麦わら帽子のことも少し。

麦わら帽子と一口に言っても、まさにピンからキリまで。
ホームセンターで購入できるような麦わら帽子から、オートクチュールなんかで扱うような麦わら帽子もあります。

麦わらとは、本来、麦稈真田(ばっかんさなだ)と呼ばれる素材のことをいいます。
英語の ストロー という言葉が、日本語訳では天然素材一般を指すため、麦稈真田ではないものも麦わら帽子とされたりすることもあり、人によっては

麦わらじゃないじゃないのよ!

…となることもあったりするようです。
もちろん、石田製帽では本来の麦わら素材のものしか、麦わらという呼称を使いません。

これまた暗くてスミマセンヌ

まだ飾りがついてませんが、約3ミリ幅の素材を縫製した麦わら帽子です。
価格で言うと約15万ほど。
一般的な感覚の麦わら帽子とは比べ物にならないほど、柔らかでしなやかでかぶり心地も極上。
このランクの麦わら帽子は年に数個しか作らず、ほとんどがそのシーズンで売れてしまいます。

もう現物はありませんが

こちらはフランスのコサード帽子フェスティバルで、弊社石田昌司が賞をいただいた帽子です。
華奢でフェミニンなカンカン帽はもう随分と前のものですが、今見ても色あせず新鮮に感じます。

もちろん、もっと手頃な価格のものもお作りしております。
お近くに石田製帽が伺っておりましたら、ぜひ足を運んでみてください。
涼しくかぶり心地のいい、あなただけの帽子に出会うかもしれません。

石田琴路