そういえば、珍しく香水も買ったのでした。

先週、カードケースリフィルの続きになりますが。
帰ろうと百貨店の1階フロアへ降りたのですが、通りがかった化粧品のディオールのカウンターで足が止まったのでした。

そういえばとんと香水を使っていない…。

十数年前、学校を卒業していきなり新宿の百貨店で働くことになったアタクシ。
右も左も分からない関西弁丸出しの私を、周囲の上司や先輩達は本当によく可愛がってくださいました。
仕事はもちろん、社会人として、人としても時に優しく時に厳しく。

そんななか。

周囲にいた眩しいばかりの女性陣の多くは香水を愛用しておりました。

オトナの女は香水を使うもの

と思い込んでいた私は、いくつかの選択肢の中から、エスティーローダーのホワイトリネンというグリーン系の爽やかな香りのものを選び、長く愛用したのでした。
その後、ホワイトリネンが廃番となり困っていたところ、あるお客様にブルガリのオムニアというオリエンタル系の香水をいただいたのでした。
独特のオーラを放つようなその香りは当時、とても気に入って何本もリピートしたと思います。

結婚して岡山に越してからは、どうもこのオムニアの香りの大人びた感が私の今の生活にどうも馴染む気がせず、使う機会が激減してしまったのでした。

ディオールのカウンターでジャドールという香水が目に留まりました。
恐らく、私が社会に出た頃に発売されたもので、当時の第二候補だったと思います。
人気の高い香水で使っている人も多いだろうから、と手に取ることもなかったのですが、本来、香水は使う人それぞれで香りは変わるもの。
自宅にあったオムニアも年数が経っているので、香りが変わってしまって使うこともないかと思い、販売員の方に声をかけたのでした。

懐かしく新しい

一番軽いコロンを購入。
周囲にご迷惑がかからない、今の生活の中でほんのりかすかに香る程度に。
普段は口紅も塗らない生活なので、香りだけほんの少し。

石田琴路