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Category: 帽子
Posted by: ishidaseibou
実は超がつくほどのミニ帽子

今季、個人的にかぶる帽子は、、、うーんどうしよう!?
つば広でモチーフっぽいコサージュを帽子につけようか、と考えているところです。

ところでですね。
私は似合う帽子が実はとても少なく、石田製帽社内でたくさん並ぶ帽子の中でも、似合うものはほんの一握りに過ぎません。

私の特徴。(指名手配のようですが(笑))
頭は普通サイズなのに、そのわりに丸顔でサイズが大きめ。
肩幅が広く骨太系の体格。
はっきり申し上げると、シンプルで華奢なタイプの帽子は、まったくと言っていいほど似合わず、そういった帽子をかぶると、社内では爆笑されます(笑)。

それでも!
似合う帽子はあるんです!

帽子を選ぶ際、まずサイズが合っていることが基本となります。
靴や洋服と同じですね。
そして、顔のすぐそばにくるものですから、似合う色、顔映りのいい色を選ばなくてはなりません。
色の種類というよりは、色のトーンが大切です。
たとえば、赤と言っても、ノーブルな赤、ブライトな赤、ワインよりの赤、オレンジよりの赤、血の赤、等々挙げだすときりがないほど。
似合わない色だと、なんとなく顔色が冴えない、ちょっと今日、調子悪いの? と言われたりすることもあるかもしれません。
逆に似合っている色だと、肌がきれいに映り、より魅力が増したりします。
もうひとつ、顔や背丈、体格とのバランスもあります。
顔は普通なのに、頭のサイズが極端に大きかったり小さかったりする方もいます。
(もちろんその逆のタイプの方もいらっしゃいます)
これはかぶり方や選ぶデザイン等で工夫をすることもできます。
つばの長さも、ちょっと違うだけで、似合う似合わないとなることがあります。

好みと似合うものが必ず一致するとは限りませんから、見た目の印象がいいものをいくつかかぶってみることをお勧めしています。
似合う帽子と出会うことは、新しい個性や魅力の発見でもあります。

石田製帽では、そういったアドバイスやフィッティングのご相談を、帽子を作る職人たちが自ら承っております。
一人でも多くの方が、帽子を通じて、より魅力的になれたらと私たちは考えています。

石田琴路
Category: 帽子
Posted by: ishidaseibou
出来上がりを待つ麦わら帽子たち

NHK総合「おはよう日本」の放送後、弊社に何件かお問い合わせをいただきました。
その中の何人かの方が、

麦わら帽子そのものを最近見かけない、売っていない

といった旨のことを仰っておいででした。
そうなのです。
麦わら帽子だけでなく、素材そのものが少なくなってきているのです。

麦わらの素材は、残念ながら日本ではもうほとんど作られていないのが現状です。
麻やペーパーといった他の天然素材は、ブレードというひも状の帽子材料にするために機械編みで作ることもできるのですが、麦わらに関しては、手編みでないと作ることができません。
機械生産全盛期あたりから、手間隙かかる麦わらよりも早くて量が作れる別の素材にシフトしていったであろう想像も難くありません。

素材そのものが少なくなっているとはいえ、麦わらが手に入る限り、私たちは麦わら帽子を作り続けていくつもりです。
もちろんそれは、ここ岡山で職人が愛情こめて一つ一つ作る麦わら帽子に他ありません。
そんな帽子たちを、一人でも多くの方に愛用していただくことが、私たちの喜びでもあります。

石田琴路
Category: 帽子
Posted by: ishidaseibou
日光浴中!

こちらはラフィア素材のクリップバイザーを並べて、のりを乾燥させているところです。
素材の表面に、刷毛で一つ一つ丁寧にのりを塗り、天日でしっかり乾燥させます。
乾燥させてから、のり独特のにおいがあるので、それが抜けるまでもうしばらく待って、それから出荷できるようになります。

麦わら素材のクリップバイザーに比べて、こちらは、なんとなく柔らかい優しい印象があります。

もちろん、天気が悪いとこの作業は中止です。

もうすぐ、もうすぐ出来上がりです。

石田琴路
Category: 帽子
Posted by: ishidaseibou
あらステキな帽子ね!あなたこそ!

石田製帽では、ブレードと呼ばれる紐状の素材をミシンでくるくる縫っていく帽子を得意としています。
去年、今年と人気が急騰しているのが、リボンを素材として仕立てた帽子です。

こちらの彼女たちがかぶっている帽子は、日本製のグログランリボン(ポリエステル100%)を帽子に仕立てたものです。
30色以上あるのですが、各店舗、全色紹介することはできないので、お店によってある程度こちらでセレクトしています。
もちろん、サイズやつばの長さ、形もいろいろあります。
大きな特徴としては、ハンカチほどの小ささにたたんでしまえるということです。
一般的に、たたんで携帯できる帽子でも、素材や飾り等でどうしてもある程度は嵩が出ますが、グログランリボンの帽子はキュッキュッと小さくしてポケットに入れてしまえるほど!
リボンの組成がシワや癖がつきにくく、広げてかぶってしまえば大丈夫なのです。
画像のようなキレイな色はもちろん、ベーシックカラーも人気が高く、今、出展している各店舗には連日のように出荷しています。

石田琴路
Category: 帽子
Posted by: ishidaseibou
ミシンの達人 大草みどり女史

夏物の生産が最盛期を迎えています。
今月中旬から、百貨店等に伺う機会が増えていきます。
今日も、ここ岡山県では気持ちいいくらいのお天気で、こんな日は車でもサンバイザーをかぶりたくなります。

車に乗っていると、ガラスに紫外線防止効果がありますよ、という表示がされていても、やはり100%ではないですし、毎日乗っているとやはりどうしても日焼けするのです。
(私が焼けやすい、ということもあるのかもしれません)
 ちょっと見づらいかもしれませんが、上記画像は、クリップバイザーの仕上げをしているところです。
クリップバイザーとは、カチューシャのような芯地が入ったもので、額にスッとさして使用します。

ほとんどスッピンでお恥ずかしい限り(笑)

石田製帽のものは、比較的つばが広めでありながら、サイドがすっきりしているので、運転中も視界を大幅にさえぎることがなく、周囲を見渡したりするときなんかでも邪魔になりません。
個人的には、運転中には欠かせないアイテムです。
フリーサイズではあるのですが、芯地のホールド(締め付け感)がロットによって若干前後することがあるので、試着をおすすめします。

今年は種類も増えますので、どうぞお楽しみに!

石田琴路